氷雪花Ⅲ
「・・・それにしても、雪華綺麗」


葵が言ってくれる

「ありがと」


「・・・雪華はやらねぇぞ」


「あっ、琉架」


皆かっこよくなったけど、やっぱり一番は琉架


大人の色気が漂ってる


「・・・体は大丈夫なのか?」

「大丈夫だよ」


私の体には一つの命


琉架との愛の形だよ



「なぁー、写真撮ろうぜ!」



「いいな、撮るぞ?雪華」


「じゃあ、私は端っこで・・・」


「何言ってんの?雪華」

「そうそう、今日の主役は雪華と琉架だからこの二人は真ん中!」



「じゃあ、行くよ?」



特注の黒のカメラ


時間式だから、葵が押して、直ぐ戻ってくる




・・・皆大好き


皆いなかったら、私闇の中のままだった・・・


喜びや悲しみなどの感情を教えてくれた


人間にさせてくれた


「・・・雪華」



< 53 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop