氷雪花Ⅲ
「・・・いいよ」


「えっ?」


「してもいいよ?」


二回も言わせないでよ

恥かしいんだから


「っやば、優しくできないかも」


「・・・いいよ

私を壊して」


琉架の耳元で甘い声で言った


「・・・っ白愛が悪いんだからな

俺をこんなにして」


「・・・うん」



それからはあまり覚えてない


どんどん押し寄せる快感


琉架が私を呼ぶ声


熱く火照った体


そして・・・


琉架と繋がったその瞬間の痛み



全てが愛しくて


全てが夢のようで


現実味のない現実




ずっと・・・


このままでいられたら・・・


それは叶わない


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