最後の世界がきみの笑顔でありますように。


バタバタバタ


誰かの足音が聞こえた。


バタンッ



「幸!?」


「お姉ちゃん!!」



昨日の男の子と望が部屋に飛び込んで来た。



「どうした!?落ち着いて!!」



男の子はあたしを抱きしめる。



「うっ…あぁっ……」



震えが少し治まった。呼吸を整えて目をつぶる。










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