最後の世界がきみの笑顔でありますように。
「漣ー!!」
「「「お姉ちゃーーん!!!」」」
通くのほうから、子連れの坂原が走って来た。
「坂原の兄弟?」
「そうだよ!ほら、挨拶して?」
坂原に促されて、子供達が前に出てきた。
「坂原 翼!!」
「坂原 秋。」
「坂原 柚だよ!」
女の子は柚ちゃんだけなんだ…。
「えっと…あたしは……。」
「知ってるよ!!」
「 幸お姉ちゃん!!」
そう言って、3人が一斉に抱き着いてきた。