最後の世界がきみの笑顔でありますように。


「わっ!」


慌てて3人を抱き留める。何であたしの名前…。あたしはこの子達に合った事があるのかな…。



「こら!漣がびっくりしてるだろ!」



坂原は、翼君の頭をガシガシと撫でて、あたしに視線を向ける。



「こいつらとは、前に1回会ってるんだよ。家に来た時に。」



「坂原が話してくれた…。」



確か、川原で坂原と話しをした後に坂原の家に泊まったって前に言ってたな…。



「今日は俺ん家に行こう!」



「坂原の家に?」



あたしの言葉に、坂原は頷く。



彼女でも無いのに、何かいいのかな…。複雑だが、好意に甘える事にした。



「じゃあ柚、お姉ちゃんと手を繋ぐ!!」



柚ちゃんがあたしの右手を掴む。



「僕も!」


秋君は左手を掴んだ。









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