最後の世界がきみの笑顔でありますように。
「水………。」
ズキン…ズキン…
痛い……。また頭が痛み出す。
「坂原………。あたし、川で溺れてる所を、坂原に助けられたんだよね?」
「あ、あぁ…そうだよ。」
後ろから、歯切れの悪い返事が返ってきた。
「何で…川なんかに…。」
あたしの呟きに、坂原は何も言わなかった。
「あとはこれを貼っとけば大丈夫!」
坂原はあたしの指に、ばんそうこうを貼った。
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