最後の世界がきみの笑顔でありますように。
「「あっ…。」」
声まで揃った……。慌ててお互いに顔を逸らす。
本当に何やってるんだろう…。
「お姉ちゃん!!今日は泊まって行くの!?」
柚ちゃんの言葉に、思考が停止する。
って…。何今更恥ずかしがってるんだろう。家になら前にも泊まったって言ってたし…。
「でも………。」
坂原を見上げる。あたしが決めて良い事じゃ無いし…。
「漣さえ良ければ…泊まってきなよ…。」
そう言った坂原の頬は、赤かった。それを見て、自分の頬も、熱くなる。
「「「真っ赤〜!!」」」
子供達に茶化されて、あたしと坂原は真っ赤になった顔を隠すように俯いた。