最後の世界がきみの笑顔でありますように。


「漣!?」


誰かに名前を呼ばれた。よかった…。一人じゃない……。



「どうした!?大丈夫か!?」


どこかで聞いた事のある声。



その声の主は物凄く慌てているようだ。


それもそうか。

多分此処は階段かなんかだと思うし、鞄は落下してるし、あげくの果てにこんな所でしゃがみ込んでるんだから慌てるよね。







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