最後の世界がきみの笑顔でありますように。


「坂原後ろ乗ってきなよ!
送ってくから!!」



そう言って自転車の椅子を叩く。



「………………は?」



拍子抜けして坂原を見ると、坂原は頬を赤く染める。



「お、女の子を一人に出来ないしさ!!」


「………まだ昼なのに?」



あたしの言葉に坂原は言葉をつまらせた。



「交通…事故とか…?」



何故疑問形?聞かれても分からない。






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