最後の世界がきみの笑顔でありますように。
「いや、正直に言うと、一緒に話したいだけなんだ!」
そう言って後頭部を掻く。話したいだけなんて…。なんであたしなんかと…。
「あたしに話す事なんて無いから。」
「じゃあ勝手についてく!」
そう言って歩き出す。その隣を坂原はついてきた。
「漣って家こっちなんだ!
俺もこっち!」
「………………」
「あ!漣!!飴食べる?」
「………………」
一方的に坂原が話しかけてくる。
何度無視しても、それを気にする事なく。
もう………。なんなの………?