最後の世界がきみの笑顔でありますように。
「………っ…あたしなんか…ほっとけばいいじゃん!!どうしてあたしに構うの!?」
どうして……。あたしから離れていかないの?
「漣が心配だったから。力になりたいから。ただそれだけ。」
本当に馬鹿な人。あたし…わざと行かなかったんだよ?なのに……。心配とかして…。
「あたしなんか…ほっといてよ……。」
「無理。俺、漣の事守りたいから。」
そう言って坂原は体を離し、あたしを見つめる。