プリ×プリ!〜6人の候補生とお姫様〜
「ううん。俺が送りたかっただけだし。それに、ちょっとこっちに用あるし」
「あの…学校でも、今も、ありがとうございました」
「…別に、感謝されるようなことは何もしてないよ」
「でも…」
「そんなにお仕置きされたいの?」
「…先輩はいつもそう言うけど、実際は何もしないじゃないですか」
あたしがそう言うと、黒崎先輩はあたしを壁に押しつけた。
そしてあたしに言った。
「お仕置き、してほしいの?だったら今、してあげてもいいけど」
「…っ!!」
真っ赤になったあたしを見て、先輩は笑った。
「また今度ね」
そして耳元で囁いた。
「それじゃ、また明日」
あたしは恥ずかしくなって、大急ぎで家へ入り、部屋へ駆け込んだ。
「もう、なんなの…」
あたしは窓の外を見た。
「嘘…」
さっき『用事がある』と言っていたのに、先輩は逆方向へ歩いていた。
「あれは…嘘?」
あたしが気を使わないようにするため?
「黒崎先輩…」
やっぱり黒崎は優しい…
あたしは先輩に囁かれた左耳を押さえていた。
「あの…学校でも、今も、ありがとうございました」
「…別に、感謝されるようなことは何もしてないよ」
「でも…」
「そんなにお仕置きされたいの?」
「…先輩はいつもそう言うけど、実際は何もしないじゃないですか」
あたしがそう言うと、黒崎先輩はあたしを壁に押しつけた。
そしてあたしに言った。
「お仕置き、してほしいの?だったら今、してあげてもいいけど」
「…っ!!」
真っ赤になったあたしを見て、先輩は笑った。
「また今度ね」
そして耳元で囁いた。
「それじゃ、また明日」
あたしは恥ずかしくなって、大急ぎで家へ入り、部屋へ駆け込んだ。
「もう、なんなの…」
あたしは窓の外を見た。
「嘘…」
さっき『用事がある』と言っていたのに、先輩は逆方向へ歩いていた。
「あれは…嘘?」
あたしが気を使わないようにするため?
「黒崎先輩…」
やっぱり黒崎は優しい…
あたしは先輩に囁かれた左耳を押さえていた。