プリ×プリ!〜6人の候補生とお姫様〜
「あのっ白鳥さん」
昼休み、あたしは長谷部くんに呼び止められた。
「すみません。ちょっと手伝ってほしいことがあって…」
「あたしでいいなら。なに?」
長谷部くんは軽く俯いて言った。
「僕、気になる人がいて、その人ともっと仲良くなりたいっていうか…その…何て言えばいいか分からなくて…」
「うーん…普通に言えばいいんじゃないかな。あっ!あたしでよかったら、練習台になってあげるよ」
「えっえっ!!い、いいですよ!そんな!!」
長谷部くんは両手を振って断った。
「あ、そんなに嫌ならいいけど…頑張ってね!」
「あ、そ、そういうワケじゃなくて…」
帰ろうとしていたあたしには、あまり聞こえていなかった。
「…あのっ!!」
長谷部くんが叫んだ。
「どうしたの?」
「あの…ぼ、僕と仲良くなってくれませんかっ!?」
「…!?」
あたしはビックリして固まってしまった。
そんなあたしを見て、長谷部くんはハッとした顔をした。
「あ、ぼ、僕…す、すみませんでした!!」
そう言って長谷部くんは走って行ってしまった。
「…今の、練習…だよね?」
長谷部くんの姿が見えなくなった後も、あたしは固まったままだった。
昼休み、あたしは長谷部くんに呼び止められた。
「すみません。ちょっと手伝ってほしいことがあって…」
「あたしでいいなら。なに?」
長谷部くんは軽く俯いて言った。
「僕、気になる人がいて、その人ともっと仲良くなりたいっていうか…その…何て言えばいいか分からなくて…」
「うーん…普通に言えばいいんじゃないかな。あっ!あたしでよかったら、練習台になってあげるよ」
「えっえっ!!い、いいですよ!そんな!!」
長谷部くんは両手を振って断った。
「あ、そんなに嫌ならいいけど…頑張ってね!」
「あ、そ、そういうワケじゃなくて…」
帰ろうとしていたあたしには、あまり聞こえていなかった。
「…あのっ!!」
長谷部くんが叫んだ。
「どうしたの?」
「あの…ぼ、僕と仲良くなってくれませんかっ!?」
「…!?」
あたしはビックリして固まってしまった。
そんなあたしを見て、長谷部くんはハッとした顔をした。
「あ、ぼ、僕…す、すみませんでした!!」
そう言って長谷部くんは走って行ってしまった。
「…今の、練習…だよね?」
長谷部くんの姿が見えなくなった後も、あたしは固まったままだった。