プリ×プリ!〜6人の候補生とお姫様〜
*自己紹介しなきゃ!!
…
……
先生の出て行った後、誰も言葉を発さないでいた。
(この状況、どーにかしなきゃ…!)
「あの…」
「黙ってたって何も始まらないだろ。先生が言うように、自己紹介ぐらいしといた方がいいだろう」
先に言われてしまいました…(泣)
「あ、悪い。何か言いかけてたよな」
「いえ。もう大丈夫です…」
「そうか。じゃあ、俺からいくぞ」
この部屋に元々いた2人のうち、少し怖そうな人が立ち上がった。
「2年3組の来生郁(きすぎ いく)だ。他に言うことはないよな」
「暁雄介(あかつき ゆうすけ)。同じく2年3組だ」
続いてもう一人のクールな感じの人が言った。
「1年2組、塩崎葵(しおざき あおい)だ」
「同じく1年2組、長谷部翠(はせべ みどり)です。よろしくお願いします」
「「えぇっ!?」」
思わずあたしと塩崎は叫んでしまった。
「どうしたんですか!?」
「え、だって…」
こんなかわいい子、あたしのクラスにいたの知らなかった…
「僕、大人しいですし、一番後ろの席ですから仕方ないですよ」
…ごめんね(泣)
「あたしは−…」
「俺は水沢紫苑(みずさわ しおん)。2年1組だ」
あたしが言おうとしてたのにー!!
プリプリして水沢先輩の方を見ると、笑顔を返された。
「ごめんな。先に言っちゃって。でもさ、女の子はお前だけなんだから、お前は一番最後に言うべきだろ?」
何その決まり…
「ってことは次は俺か。2年2年の黒崎一(くろさき はじめ)。よろしく。
じゃあ、最後ちゃんとやってくれないと、怒るよ?」
ニコニコしながら言われても…
てかちゃんとって何!?
……
先生の出て行った後、誰も言葉を発さないでいた。
(この状況、どーにかしなきゃ…!)
「あの…」
「黙ってたって何も始まらないだろ。先生が言うように、自己紹介ぐらいしといた方がいいだろう」
先に言われてしまいました…(泣)
「あ、悪い。何か言いかけてたよな」
「いえ。もう大丈夫です…」
「そうか。じゃあ、俺からいくぞ」
この部屋に元々いた2人のうち、少し怖そうな人が立ち上がった。
「2年3組の来生郁(きすぎ いく)だ。他に言うことはないよな」
「暁雄介(あかつき ゆうすけ)。同じく2年3組だ」
続いてもう一人のクールな感じの人が言った。
「1年2組、塩崎葵(しおざき あおい)だ」
「同じく1年2組、長谷部翠(はせべ みどり)です。よろしくお願いします」
「「えぇっ!?」」
思わずあたしと塩崎は叫んでしまった。
「どうしたんですか!?」
「え、だって…」
こんなかわいい子、あたしのクラスにいたの知らなかった…
「僕、大人しいですし、一番後ろの席ですから仕方ないですよ」
…ごめんね(泣)
「あたしは−…」
「俺は水沢紫苑(みずさわ しおん)。2年1組だ」
あたしが言おうとしてたのにー!!
プリプリして水沢先輩の方を見ると、笑顔を返された。
「ごめんな。先に言っちゃって。でもさ、女の子はお前だけなんだから、お前は一番最後に言うべきだろ?」
何その決まり…
「ってことは次は俺か。2年2年の黒崎一(くろさき はじめ)。よろしく。
じゃあ、最後ちゃんとやってくれないと、怒るよ?」
ニコニコしながら言われても…
てかちゃんとって何!?