トライアングル・LOVE
「誰か綺麗な女の子、探してきてくれないか。おまえ、女子高のカノジョがいるんだろ?」
「べつにそんなに無理しなくても。たかが、文化祭だろ」
「ところがちょっと、違うんだ」
文化委員は熱心に言った。
「じつは、おれの兄貴が雑誌社に勤めててさ。こんど、ミスコン覇者の特集を組むらしいんだ。…うまくいったら、グラビアアイドルへの道だぜ?」
「そんなのぼくらに関係ないじゃん」
「大ありだよ!だって、もしうちの学校からアイドルが出たらどうする?おれら、アイドルとお友だちだぜ?!」
アイドルタレント好きな文化委員は、野望を抱いていた。
ぼくは、あきらめて、結花に電話して、適当な子を選んで連れてきてくれないかと頼んだ。
「べつにそんなに無理しなくても。たかが、文化祭だろ」
「ところがちょっと、違うんだ」
文化委員は熱心に言った。
「じつは、おれの兄貴が雑誌社に勤めててさ。こんど、ミスコン覇者の特集を組むらしいんだ。…うまくいったら、グラビアアイドルへの道だぜ?」
「そんなのぼくらに関係ないじゃん」
「大ありだよ!だって、もしうちの学校からアイドルが出たらどうする?おれら、アイドルとお友だちだぜ?!」
アイドルタレント好きな文化委員は、野望を抱いていた。
ぼくは、あきらめて、結花に電話して、適当な子を選んで連れてきてくれないかと頼んだ。