19番目の彼氏
「…嘘言わないでっ!あたし全部分かってるんだから!」



「…………」


何も言わない隼人に余計イライラした。



「まだ好きなら、また告白すれば良いじゃないっ!でもね、それにあたしを利用しないでっ!!」


あたしは興奮して機関銃の様に怒鳴った。



「……………」


…何で何も言わないの?


そうなら『そう』、違うなら『違う』って言えば良いじゃない。









「…もう…こんなくだらない事はおしまい。勝負はあなたの負けよ」


結局、期待したけれどあたしは隼人を好きにならなかった。
< 102 / 120 >

この作品をシェア

pagetop