19番目の彼氏
まぁ、単にあたしの貢献者って事で考えればいいよねっ!



―ガラッ


「…遅れてすみません…」


「…おぉっ!内宮か、早く席につけ」



「…はい」


…何だろう…。


すごい見られてる…。


遅刻とかみんなしてるでしょ?


目が合うと反らされてしまうけど、明らかに見られてる。



「…沙織っ!」


あたしは小声で隣の席の沙織に話かけた。



「何?」



「何か見られてるんだけど…」



「…後で話すから、あたしもたくさん聞きたいし…」

…は……?


聞きたい…?

…何を?


みんな意味分かんない。



あたしはずっと授業中その事ばかり考えていた。
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