19番目の彼氏
あっという間に今日の授業が終わって下校の時間がやってきた。



「じゃあまたね、美羽」



「おっバイバイっ!」


沙織も緑も帰っちゃったし……。


後教室に居るのはあたしだけで…早くあたしも帰りたいんだけど…。


なかなか隼人が来ない。



「もー早めにって言ったのに…」


教室の窓から外を見渡していると下に隼人らしき人がいた。


…隣には女。



「告白現場?」


何人かの女子が列になっている。



…大変そう…。


あれ何人いる?

数えてみると…多分8人くらい。



スゴッ!


てか彼女…一応あたしいるのに普通告白するかぁ!?

甘く見られたもんだな、あたしも…。



…はぁ…長くなりそ…。




「ごめん待った?」



「…はっ!?」


何で居んの!?

今さっきまで下に居たよね!?
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