19番目の彼氏
リビングにやってきた美愛は俺に気まずいといった顔を向けた。
「…ごめんなさいっ!」
いきなり謝られた。
美愛の顔には涙がこぼれ落ちていた。
「…本当なんだね、美愛」
「…えっ……」
言ってないの?、という様に俺の顔をチラッと見た。
…きっと兄貴が知らないままだったら謝らないし、当然浮気を止めるつもりはなかったんだろう…。
「本当にごめんなさいっ!…お願いだから別れるとか言わないで…お願いっ!」
泣いて兄貴にすがる彼女はとても惨めだった。
…もう彼女が苦しんでいても可哀相とか助けたいとも思わない。
「…お願いっ、お願いだから……もうあいつとも縁をきるから…」
そう言って泣き崩れた。
「…ごめんなさいっ!」
いきなり謝られた。
美愛の顔には涙がこぼれ落ちていた。
「…本当なんだね、美愛」
「…えっ……」
言ってないの?、という様に俺の顔をチラッと見た。
…きっと兄貴が知らないままだったら謝らないし、当然浮気を止めるつもりはなかったんだろう…。
「本当にごめんなさいっ!…お願いだから別れるとか言わないで…お願いっ!」
泣いて兄貴にすがる彼女はとても惨めだった。
…もう彼女が苦しんでいても可哀相とか助けたいとも思わない。
「…お願いっ、お願いだから……もうあいつとも縁をきるから…」
そう言って泣き崩れた。