youthful days～男女７人青春物語～

両親が海外へ赴任することになったので、光は１人暮らしをするための部屋を探しにきた。

１人暮らしの部屋を決めたのは、今の場所であった。

広さよし、日当たりは良好、クーラーつきだ。

何より、入学することになった学校との距離が近いと言うのがよかった。

引っ越し当日に荷物を持って部屋を訪れると、
「あなた、誰ですか？」

そこにいたのは、同じく引っ越しの最中であった永田だった。

「ここに住む者ですが？」

そう返してきた永田に、光は不動産屋を呼んだ。

永田も不動産屋を呼んできた。

事情を説明する２人に、２つの不動産屋は自分たちのミスだったと言うことを謝罪した。

「一緒に住むと言うのは、いかがでしょうか？」

途方に暮れている２人に返ってきたのは、そんな意見だった。