youthful days~男女7人青春物語~
「あれ?」

一体、どうしたのだろう?

何か変なことを言っただろうか?

蒲生の頭の中に浮かんだ、忌まわしい光景。

“女”としての本能を見せ、自分以外の男に抱かれていた杏夜。

あれ以来、杏夜とは連絡をとっていない。

自分からも杏夜に連絡していない。

忘れたい。

思い出したくない。

蒲生は、必死で記憶を消した。

彼女とは、もう何でもないのだ。

(俺には、北原がいる)

自分のそばには、莉緒がいる。
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