youthful days~男女7人青春物語~
「蒲生先生?」

光に呼ばれ、ハッと我に返った。

いけない、違うことを考えてしまった。

「そろそろ、終わらせましょう?

永田先生も怒ると思いますし」

「ああ、あいつは怒ると昔からひどい」

「誰がだ?」

黒のオーラを放つ永田に、光と蒲生は顔を青くした。


家に帰ると、光と永田は夕飯の準備を始めた。

蒲生は永田の部屋に入ると、カバンから携帯電話を出した。

サイドディスプレイが点滅している。

(誰かからメールか?)

蒲生は携帯電話を開いた。
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