youthful days~男女7人青春物語~
蒲生が聞くと、
「実は」

莉緒が話し始めた。

「明後日花火大会があるの。

だから、弘一さんと一緒に行きたいななんて」

声の様子からして見ると、彼女の顔はほんのりと紅く染まっていることだろう。

そう思うと、ちょっと愛しかった。

今すぐに会いたいと思ってしまった。

「いいよ、一緒に行こうか」

そう言った蒲生に、
「よかった~。

じゃあ、6時に駅前で」

莉緒が言った。

「わかった、楽しみにしてるよ」

「じゃあ、明後日に」
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