youthful days~男女7人青春物語~
電話が切れたのを確認すると、蒲生は幸せな気持ちに包まれた。

久しぶりに、莉緒に会える。

会いたくて仕方がなかった莉緒に会える。

今から楽しみで仕方がない。

蒲生は早く明後日がこないかとソワソワしていた。


「お疲れ様でーす」

部員たちを見送ると、掃除を始めた。

「川上」

その声に視線を向けると、永田がいた。

ズギッと、光の胸が痛くなった。

「何ですか?」

胸の痛みを隠しながら、光は永田に聞いた。
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