youthful days~男女7人青春物語~
「そう言えば、蒲生先生はどうしたんでしょうね?」

光は思い出したように言った。

「ああ、そう言えば」

永田も思い出したような顔をする。

蒲生は後から合流すると言って、先に1人で家を出たのだ。

「もう始まっちゃうのに」

光は辺りを見回すが、蒲生らしき姿が見えない。

「そのうちくるだろう」

そう言った後、永田はつまようじでたこ焼きを持ちあげた。

「もうすぐですね」

いちごあめをなめながら、莉緒が言った。
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