youthful days~男女7人青春物語~
久しぶりに我が家へと向かっていた。

何ヶ月ぶりだろうか?

そんなことを思いながら歩いていた時、携帯電話が鳴った。

ディスプレイを見ると、永田からだった。

「もしもし?」

「蒲生先生ですか!?」

慌てた様子の永田が電話越しに聞こえた。

「どうしたんだよ?

何かあったのか?」

「川上がいなくなったんです!」

「何だって!?」

光がいなくなったって、どう言うことなんだ!?

蒲生は慌てまいと気を落ち着かせると、
「とりあえず、俺も探すから。

見つけたら報告しろ」

それだけ言うと、電話を切った。
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