youthful days~男女7人青春物語~
「先生が好きです」

改めて、永田に自分の気持ちを打ち明けた。

例え彼からの返事がどうなったとしても、もう逃げない。

永田がルイのことを好きならばそれでいい。

ただ今は、結果はどうなってもいいから自分の気持ちを打ち明けた。

「まさか、こんなにも近くに片思いしてるヤツがいたとはなあ」

そう言って永田が笑ったかと思ったら、髪をクシャクシャにされた。

「もしかしたら俺は雨野じゃなくて、川上に恋をしていたのかも知れないな」

笑いながら言った永田に、光は戸惑いながらも嬉しいと感じていた。
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