youthful days~男女7人青春物語~
「ラブラブでごめんなさーい」

光はそう言い返した後、焼きそばパンをかじった。

蒲生は天ぷらを飲み込んだ後、ペットボトルのお茶を口にふくんだ。

「そう言えば、もう2月だよな」

ふと思い出したと言うように蒲生が言った。

「2月ですか?」

2月と言えば、あれしかない。

「ヤだな~」

月末にある学年末テストを思い出すと憂うつでしかない。

「川上、誰がテストだと言ったんだ?」

そう言った蒲生に、
「えっ、違うんですか?」

光は聞き返した。
< 291 / 313 >

この作品をシェア

pagetop