youthful days~男女7人青春物語~
「よし、俺が作る!」

永田がそう言ったかと思ったら、セーターの袖をまくった。

「えっ、作れるんですか!?」

光はビックリした。

料理――と言っても、ご飯を作るところなら毎日のように見ているが、お菓子を作るところは見たことがない。

「レシピを見ればちゃんとできるんだろ?」

ここに核兵器を作ってしまった人が1人いるのですが。

「光、レシピ」

「は、はい…」

永田にレシピを渡した。

穴があくんじゃないのかと言うくらいに見つめること、約5分。

「――よし!」
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