youthful days~男女7人青春物語~
それで…この状況はなんだろうか?

永田と自分の間に流れたのは、沈黙だった。

お互い一言も言葉を発していない。

「光」

永田が呼んだ。

「は、はい」

返事が遅れてしまった。

「やっぱり、何でもない」

それは一体、どう言う意味なのだろうか?

名前を呼ばれて返事をしてしまったことを反省した。

「あ、敦…料理上手だね」

光は話しかけた。

「ん、まあな」

「わたしも料理を覚えよっかな…」
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