youthful days~男女7人青春物語~
大魔神以外の何でもないなと、光は思った。

「お前、何を思ってマネージャーに手を出そうとしてたんだ?」

そう言った永田に、
「い、いえ…すみませんでした!」

沖は永田に頭を下げると、急いでその場から立ち去った。

その場に1人取り残された光は、違う意味で戸惑っていた。

今ここにいるのは自分と大魔神の永田だけである。

沖と一緒に逃げればよかったと、心の底から後悔をした。

「何やってんだよー!」

永田がそう言ったかと思ったら、ベンチに腰を下ろした。

「す、すみません…」

光は小さくなった後、呟くように謝った。
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