youthful days~男女7人青春物語~
「だから、わかって。

それから、もう2度とこんなことをしないで」

ルイの言葉に、真美子は泣きながら首を縦に振った。

「林さん、ごめんなさい…」

泣きながら謝った真美子に、
「いいよ」

愛はニコッと笑って彼女を許した。

彼女の笑顔は、世界を救うのかも知れない。

ルイはこの場に全く似合わない関係のないことを思った。


家に帰りたくない。

長い時間走ったせいで、足が痛い。

学生時代は陸上部だったが、久しぶりに走ったから喉がヒリヒリと痛かった。

「――永田のところにでも、行くか…」

蒲生は呟いた。
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