3-4*love story

真夜中、就寝時間を過ぎていたけどあたしはどうも寝る気分じゃなくて

ベランダにある椅子に座って空を見上げていた。



柚子も同じだったのかあたしの隣に来て話しかけてきた。


柚「ねぇ亜優。 あたし余計なことしちゃったかなぁ?」


亜「そんなことないよ。
確かに夏川くんに好きな人がいたってことはショックだろうけど……


夏川くんだって人間だし誰かに恋することだってあるよ。


それは晴夏だってわかってると思うよ。」


柚「亜優……あんたもたまには良いこと言うじゃーん♪」


亜「んなっ!! たまにって失礼でしょ!!!」


柚「あたしが思うにね、亜優。


夏川、やっぱり亜優が好きなんだと思うよ。」


亜「またまたぁ……それ前も言ってたじゃん。」



柚「いやぁ、あたしずっと考えてたんだけど夏川と同じクラスになったことないのって

たぶん……亜優しかいないのよ。」


亜「えっ!! それはないでしょ!!

女子15人もいるんだよ!?」

柚「そーなんだけど、みんなは小学校で同じクラスになったりしてるし……


だからあたし亜優だと思うんだ!!」


亜「でも……仮にあたしだとしてもあたしはどうしたらいいの?」


柚「それは亜優次第じゃない!?

亜優、あたしは夏川を応援するわ!!」


亜「えー!!! そんなこと言われても……」


柚「んじゃGood night☆♪」


亜「あぁー!!ちょっと!!」



……ふぅっ……


さっきの会話を思い出してみる……






夏川くんがあたしのこと好きだと柚子は言った。



何故かイヤな気はしなかった。


……いや、むしろ嬉しかった。



この気持ち何なんだろう………


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