守れなかったよ。ごめん

「んーー、やっぱ海はいいねー♪」

「ん。そうだね。」

「結愛?」

「ううん。なんでもないよ♪」

「そっかぁ(^-^)」

「ねぇ琉衣?」

「んー?」

「やっぱなんでもない」

「なにそれー」

毎日こんな何気ない会話が
あっさり壊れるなんて誰も思わないだろう.....

「ねー結愛?」

「ん?」

「ゆーーあがだいすきだぁーーー」
海に向かって叫んでみた。
結愛の反応は予想どーりだった

「知ってる、てか恥ずかしいからそれ。」

「そう?」

「うん、きっと琉衣の中には恥ずかしいキモチの現し方がないんだろうね。」

「多分ね。」

「そうだ、また明日も海こようね。」

「あったり前ー」

こんな、些細な時間さえ、私にとったら
こんな時間があるのなら学校なんて辞めても良いと思ったりする。


< 3 / 75 >

この作品をシェア

pagetop