脱皮みたいな。
あの子だけじゃない。
私達を除いて、みんなが受験モード。
ピリピリしてて感電しそうなくらい。
真剣すぎて笑えちゃう。
「私はどうせ近所校だし、勉強なんてちょいちょいやればいいんだもんねー」
「あー、うん」
近所校=すぐ近くの高校
私たちの中では、ほぼエスカレート式のような感覚にさえなっている。
普通にしてればなんとなくそこにいる、そんな感じ。
「あーうんって、実もそーでしょ?」
「まぁそうだけど」
そうだけど。
私は1月末にもなって何か考え込んでいる。
多分だけど自分史上、最も難しいこと。