脱皮みたいな。



あの子だけじゃない。

私達を除いて、みんなが受験モード。
ピリピリしてて感電しそうなくらい。

真剣すぎて笑えちゃう。




「私はどうせ近所校だし、勉強なんてちょいちょいやればいいんだもんねー」

「あー、うん」




近所校=すぐ近くの高校

私たちの中では、ほぼエスカレート式のような感覚にさえなっている。
普通にしてればなんとなくそこにいる、そんな感じ。




「あーうんって、実もそーでしょ?」

「まぁそうだけど」




そうだけど。
私は1月末にもなって何か考え込んでいる。

多分だけど自分史上、最も難しいこと。



< 3 / 12 >

この作品をシェア

pagetop