~初恋~私と彼の10日間。
私たちは笑いあった。




それから硫飛は疲れたのかすぐに眠ってしまった。




私も暗くなる前にお屋敷を後にした。




「また来る?」




帰り際に琉唯が聞いてきた。




『明日は店番だから…明後日は来るから。』




私はそう言い残し歩いて家に向かった。




家に着くと女将さんが出迎えてくれた。




帰りが遅くて心配してたみたいだ。




『ごめんなさい!遅くなってしまいました…。』




私は女将さんに頭を下げた。





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