~初恋~私と彼の10日間。
するとまた部屋の襖が開いた。




『女将さん?』




女将さんは自分の布団を私の横に敷いた。




「麗子ちゃんと一緒に寝ようと思ってね?」




そう言って女将さんも布団に入った。




『ありがとうございます。』




「ねぇ?麗子ちゃん今迅芽様のご子息に興味があるでしょ?」




えッ!!




『き…興味なんて…ないです……よ。』




私はだんだんと声が小さくなった。




女将さんはそんな私を見て笑っていた。





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