君は偽りのキスをして笑う
家に戻って。
2人横に並んで、ベットに座る。
「美亜…あのな。」
「…うん」
嫌。
聞きたくない。
もう、終わり…なのかな。
「好きだよ」
…
今、何て??
「嘘…」
「嘘じゃねーよ」
あり得ない。
悠哉が…あたしを?
「あ、あたしも…好きだよ」
「え、まじか」
ずっと…
ずっとずっとずっと…
片想いだと思ってた。
それは違った。
ただ、お互いがなかなか踏み出せずにいただけで。
既にもう、両想いだったんだね。