君は偽りのキスをして笑う
「ふぅん。ま、ショタコンじゃないからいーけど」
「ああ…そう」
知ってるし。
美亜がショタコンだったら俺、どうなるの。
「ゆーや」
美亜は携帯をいじるのをやめ、ふざけたように俺を呼ぶ。
「ん、何?みぁ」
俺もふざけたように美亜を呼んだ。
「みぁ、言うな。猫か。」
「いいじゃん、可愛いじゃん」
美亜は少し頬を膨らませた。
照れてるのか、怒ってるのか。
「で、今日はどうする?」
そう聞きつつ、美亜はベッドに横になった。
「ヤる気満々じゃねぇか」
俺は笑いながらベッドに向かう。
「まあね、でも…」
「でも??」
ギシッ…
俺がベッドに座るとベッドが軋んだ。
「でも…どうゆう風にとか、あるじゃん?」
「どうゆう…風て?」