君は偽りのキスをして笑う


「ふぅん。ま、ショタコンじゃないからいーけど」
「ああ…そう」

知ってるし。

美亜がショタコンだったら俺、どうなるの。


「ゆーや」

美亜は携帯をいじるのをやめ、ふざけたように俺を呼ぶ。

「ん、何?みぁ」

俺もふざけたように美亜を呼んだ。


「みぁ、言うな。猫か。」
「いいじゃん、可愛いじゃん」

美亜は少し頬を膨らませた。


照れてるのか、怒ってるのか。


「で、今日はどうする?」

そう聞きつつ、美亜はベッドに横になった。

「ヤる気満々じゃねぇか」

俺は笑いながらベッドに向かう。

「まあね、でも…」
「でも??」


ギシッ…


俺がベッドに座るとベッドが軋んだ。

「でも…どうゆう風にとか、あるじゃん?」
「どうゆう…風て?」


< 4 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop