秘密のMelo♪y*番外編*
「Est-ce que c'est professeur?
(先生?)
C'est Mahiro.
(真裕だよーっ)」
大きな扉に呼びかけると、どこからともなく先生の声がした。
「Et est Mahiro!Je suis bien venu.
(おお、真裕! よく来たな)
Lorsque c'est., montée.
(さ、上がりなさい)」
「Oui」
(はーい)
日本語よりも使い慣れているフランス語で会話を交わし、ウイーンと音を立てて開いた門の中に入った。
相変わらず……先生の家はハイテクだなぁ…。
広いのはうちも広いと思うけど、こんな風に自動で門が開いたりどっかから声がしたり、はたまたニンジャ屋敷のように家の中に罠はない。
「おじゃましまーす」
誰もいない宙に断りを入れ、すたこらと走った。
「Gee……Cependant.
(いやー……しかし)
Avant que vous regardiez un petit
(君は、少し見ないうちに)
Est-ce que vous paraissez avoir
grandi considérablement?
(だいぶ成長したようだね)」
「Est. vrai?」
(ほ、ほんと?)
えー、うそうそ!
あたし、背が低いのが悩みなんだよね…。