秘密のMelo♪y*番外編*

…が!

がしかし!


…その考えは、はちみつに砂糖を入れてさらに甘味料を足したものを甘ったるいクッキーにつけて食べるよりも甘かった。


「まおや。彼を連れてきなさい。星野楓くんを」


「うん分かった」


そうしてやってきた二人を見て、人生経験豊富で実はすっごくえらい人な私はすぐに見抜いた!!


この二人!

好き合ってはいるが、あくまでそこまでだ!!


…と。

案の定、楓くんの態度、反応、言動からして、二人は付き合ってはいないようだった。


だが真裕の相手に、彼以外は考えられない!

そう思った私は、一つの計画を立てたのだ。


「うん、よし。さしたる問題はないね。君ら婚約~。はいおめでとう~」


……てな感じで、とりあえず婚約させてみたのだ。

ここからひょっとしたら…。




『ごめんなさい…。うちのパパが、勝手にこんなことしちゃって…』


『いいんだよハニー。これを機に僕ら、愛のメモリーを築こうじゃないか!』


『す、素敵…❤そうねそうねっ。二人の愛は永遠だわっっ』




…なんてェことに…。

なるかなぁなんて思ったりしてみたんだけど。


それこそ、はちみつに砂糖を入れて(以下略)よりも甘かった。

なんと二人は喧嘩をしてしまったのだ!


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