秘密のMelo♪y*番外編*

「かっくんの…! ばかばかっ!」


子どもかと言いたくなるような怒り方をする真裕を見て思わず笑いそうになるのをこらえながら、はいはいと手を振ってみせた。


「むっ」


「真緒ー、雪って丸めたら固まるのよ。やってみる?」


「えっ❤」


「ガキかコイツ」


「なんか言った?」


「別に…」


大喜びで花梨に付いて回る真裕がまあ可愛いのなんの。

しかしあれもちゃんと女なのだから、俺はロリコンじゃねぇ。


妙なとこに自分を納得させつつ、足を組み直した。


「…雪投げつけたら、真緒ちゃん怒るんじゃない?」


「はあ?」


「あ、それともきょとんとするかな」


「いや…なんの話だよ」


途端わけの分からないことを言い出した蓮二。

本気で首を捻っている。


「いや、泣くかもね、ひょっとしたら」


「だからなんの話…」


「怒った顔も可愛い❤……ってお前がゆうからや」


「言ってねぇだろ一言も」


例え思ったとしてもひとっことも言ってねぇ。

絶対言わねぇ。


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