秘密のMelo♪y*番外編*
小悪魔寝顔にKO
―――……
それから二時間ほど経った頃。
それほど遅くもない時間だが、子供な真裕には深夜だったのか…だんだんと眠そうになってきた。
「もう寝るか?」
そう言っても、黙って首を振るだけ。
そう頑なに起きていようとしなくても…。
「寝たら、かっくん帰っちゃうでしょ?」
「ん?」
「まお寝たらかっくんおうちに帰るでしょ?」
「もう帰らねぇよこんな時間から…」
「ほんとうー?」
「ん…」
なんだよ…。
そんなことが心配で、起きていようとしたのか?
「可愛いやつ……」
「えー?」
「なんでもねぇよ」
きょとんと俺を見上げる真裕の頭をくしゃっと撫で、空になったココアのカップを手に立ち上がった。
「風呂入れるか?」
「入れるー!」
「じゃ入ってきな。冷えたろ?」