秘密のMelo♪y*番外編*

そうしてその女性は、自分が困っていたことも忘れたようにはしゃぐとにこやかに手を振って行ってしまった。


「……」


……帰ろう。




ぽーっとしながらそう思い、来た道を戻ろうとくるりと踵を返し…。


「わんっ」


……なにかとぶつかった。


「……??」


人…だ。


「Je suis désolé」
(ご、ごめんなさい)


見上げながら言い、顔を見てびっくりした。


「……」


かっこいいおとこのこ…!

日本人だ…。

てか…さっきの女の人にそっっっっくりなんだけど!


「あ、あ、すみませんすみません。前見てなくて…」


「……日本語…?」


「あ、まお……でなくてあたし、ほぼ日本人です」


「ほぼ?」


まあ……説明すると長いんでね。


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