私の王子様は新入社員!?~オフィスの秘め恋~
 澪生は私たちを何も言わず…見つめていた。



 「……心配…おかけしました…」



 大泣きして気分が落着いたのか…いつもの皆岸に戻った。


 泣いて紅く腫れた両目は…隠せないが…


 口元には笑みが浮かんだ。


 「ヤケ食いしちゃって…死ぬほどお腹が痛くて…ベットでのた打ち回って
たら、主任から電話が来て…思わず…ヘルプしちゃいました…すいません」



 「……たくっ~人騒がせだ…でも何もなくて…ホッとした…なあ?村形」


 「はい…」


 澪生は私に相槌を打つ。

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