私の王子様は新入社員!?~オフィスの秘め恋~
私はオフィスにUターン。
棚の隅に畳んで置いていた台車を持って…村形君の元に戻った。
「コレを使いなさい!!使い終わったら…総務の人に促進部二課の小田切に借
りたと言えば…元の場所に戻してくれるわ」
「はい…ありがとう~ございます!」
「……」
私は左手の腕時計を覗く。
「ヤバっ!?じゃあ~」
私は村形君とは逆方向に走り去った。
あの占い師の言っていた…王子様と『タイタニック』が繋がった気がした。
でも…私の運命の相手には思えなかった。