私の王子様は新入社員!?~オフィスの秘め恋~
 「ウチもお父さんの方が3歳下なの~村形君」


 「そうなんですか??」


 父と澪生が初めて目を合わせた。


 「…俺…麻古さんのコト…絶対に幸せにします!!俺に麻古さん下さい…」


 「……」


 父は無言で席を立つ。私たちに背を向けた。


 「…このまま仕事に生きて麻古は一生…独身かと思ったが…貰い手が出来て…
安心した…夕方の仕込みをする」


 そう言い捨てて…厨房に戻った。
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