私の王子様は新入社員!?~オフィスの秘め恋~

 「あのう~」


 「!?」


 「……お礼に…俺とランチしませんか?俺…奢ります!!」


 俺は意を決して…麻古さんとお近づきなりたくてランチに誘った。


 「え、あ…礼って~私は別に…」


 「いいじゃあないですか~今日は…社内だし~いいなあ主任王子様にランチに
誘われるなんて」


 「皆岸!?」


 王子様と言われるのは気に入らないけど…俺は麻古さんが居るから笑顔を絶やさない。


 「……分かったわ~。12時に…総務に行くから…待ってなさい…村形」


 麻古さんだけは俺を苗字で呼んでくれた。


 麻古さんになら『澪生君』でもいいんだけど~。


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