My Little Girl(加筆修正中)



「ごめん、遅れた。亜澄ちゃんだけ?」

「はい。みんな走らされてます」

「じゃあ、俺 助かったみたい」

「早く着替えて下さいね。先に体育館行きますね」

荷物を持って出て行こうと

「あ、亜澄ちゃん 何か話しあるって」

「あ、いや。急がないので後でいいです」

「仲秋は?」

「できれば、内緒で」

顔が熱くなる。

「うん、分かった。じゃあ今聞こうか」

「え、いや…先輩、練習あるし急がないと」

「どうせ遅れてんだし、マラソンしたくないからいいよ」

ニコッと笑ってくれる。

「あ、ありがとうございます」

「んで?仲秋に内緒の話しって」

「はい…あのぅ、先輩は聞いた事ありますか?」

恥ずかしくて言葉がとぎれとぎれになる。

先輩は、首をかしげ先を促す。

「初恋は実らないって」

「……」

「先輩?」

先輩は…俯いてる。

何故か肩が揺れてるし。

な、何?

「ハハハ…」

大笑いしてる。

え~ 何がおかしいの?







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