My Little Girl(加筆修正中)
「だけどさ、亜澄ちゃん」
「はい」
「生まれてから男って仲秋しか知らないんだろう。いいの、それで?」
「はぁ?何言ってんですか~先輩達知ってますよ。先輩達だって男でしょ?」
「そういう意味じゃないし。世の中には仲秋よりいい男一杯いるのに、早々と仲秋に決めちゃって」
「当たり前じゃないですか。奏ちゃんより、いい男、 例えば先輩とかいますけど奏ちゃんが一番です、はい」
「俺をいい男と思ってくれてるんだ」
ニヤッと先輩が笑う。
「そ、そりゃ思いますよ~何たって異次元の人…あっ」
いらない事迄言っちゃったよ。
「異次元?なんだ、それ」
不思議そうな顔…
当たり前だよね~
「な、なんでもないです、はい」
恥ずかしい。
「せ、先輩 早く練習行きましょう。怒られます」
「仲秋にか」
「ち、違います」
先に部室を出る。
先輩の笑い声を聞きながら…